
“誰も喋らない座談会”でアイデアや意見が噴出。満足度も抜群【テレビ放送局】
課題・導入背景 | :会社の非連続的な成長に向けて、ワークマインドとワークスタイルの変革 |
目的 | :リモートワーク化による生産性向上をさらに促進させるための、新しいMTGフォーマットの導入 |
対象者 | :若手、中堅社員、上級管理職 |
効果 | :生産性向上の実感、既存の会社文化を変革することに対する意欲の増大 |
オンラインMTGの問題点と不満
(この会議、わたし必要だった……?)リモートワーク化したことで、逆にどこにいてもオンライン・ミーティングの召集がかかるようになりました。それ自体は悪いことではありませんが、若手ほどストレスを感じやすい構造であることも事実です。
理由としては、
(1)自分の発言機会がない
(2)意思決定に参加しない(決定権がない)
(3)無駄に時間拘束される
結論、こういった場合は後で録画されたものを視聴するだけで十分です。最近発表されたUCLAの研究でも、ビデオを倍速再生しても理解度は変わらないことが証明されています。
しかし、会社側も無論(若手・中堅)社員の時間を浪費したいわけではありません。本当はその場にいる全員の知恵を絞り出し、よりよい成果につなげたいと思っています。
この問題を解決するために、文殊の知恵メンバーが開発した新しいMTGフォーマット。それが「喋らない会議」です。
コラボレーションの定義と幻想
一人で行う会議をふつうミーティングとは呼びません。ミーティングは二人以上で行われるコラボレーション行為です。そしてコラボレーションとは「専門能力が高い複数のメンバーが集まり、頭数以上の成果を出すこと」に他なりません。
しかしながら、ただ多様なメンバーが集まって各々に言いたいことを言うのは無駄でしかなく、それでコラボレーションの目的が達成されると考えるのは幻想です。
あくまでも、「個人が考え抜き、それぞれが頭脳を使い切る」ことが重要です。つまり現状の問題は、全員が同時に考え抜き、同時にその意見をアウトプットできるフォーマットがないことでした。
そして試行錯誤の結果、ミーティングでは当たり前過ぎで誰も疑問を持っていなかったことですが、「話す」という手段そのものが非合理的だという結論に至りました。
誰も喋らない。そこに、生産性を最大化する鍵を見つけました。
今回の導入のきっかけ
「喋らない会議」は、文殊の知恵が提供するミーティングX(トランスフォーメーション)事業の今や代名詞的存在です。
同社の選抜メンバーに向けてのミーティングでも、基本的に「喋らない会議」をベースに行い、参加者、事務局双方から大きな反響を得ていました。
そこで、全社的な実践と導入に向けて、有志での座談会を開催。そこでこれまで接点のなかった社員にも「喋らない会議」を実際に体験していただきました。
結果は、上層部が驚くほど生産的な時間となりました。「とても濃密な一時間だった。これほどアイデアや意見がまんべんなく出たミーティングは、これまでなかった」というお声もいただきました。
アイデアは出すだけでなく、いかに発展させられるか
文殊の知恵としても、これが会議フォーマットとしてベストだ、とは思っていません。すべてのミーティングで適応すべきだとも考えていません。
しかしながら、「喋らない会議」が既存の会議フォーマットよりも有効に機能するシーンは多々あります。事前準備は少し必要ですが、基本はマニュアルに則って行いますから、高度なファシリテーション・スキルや特別な技術などは不要です。
あくまでも、ミーティング・フォーマットの一つとして、選択肢にあるかどうかが重要です。
ミーティング参加メンバー全員の脳を、限られた時間内でフル回転させて、個人それぞれが考え抜き、アイデアや意見を出すだけでなく、どんどん発展させていく。
この面白さと興奮は、体験した人にしかわかりません。「喋らない会議」は通常コンサルティング・サービスや半期や通年での研修サービス内の一部として、ご紹介・提供していますが、本ページをご覧の方に限り、単発でのご相談もお受けします。
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